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青騰匯グローバル視察 第2弾

日本の新しい文化を探る・コンテンツ産業視察

「青騰匯グローバル視察 第1弾・スマートリテールに迫る」に続き、一堂はテンセントの起業家コミュニティ「青騰匯」のために、グローバル視察の第2弾「日本の新しい文化を探る」を企画・運営しました。プログラムは5月6日から12日まで東京で開催されました。

参加者は青騰大学の卒業生とコンテンツ業界の第一線で活躍する30名余り。インタビュー番組『十三邀』の司会者・許知遠氏、『吐槽大会』で知られる李誕氏、映客(Inke)創業者の奉佑生氏、美図(Meitu)CEOの呉欣鴻氏、数百万のフォロワーを持つ人気ブロガー・咪蒙氏らが名を連ねました。

一堂は青騰匯グローバル視察の日本側パートナーとして、11名の日本を代表するクリエイター・経営者との対話を実現しました。映画監督の北野武氏、AKB48の生みの親である秋元康氏、無印良品アートディレクターの原研哉氏、写真家・映画監督の蜷川実花氏、蔦屋書店創業者の増田宗昭氏、チームラボ代表の猪子寿之氏、建築家の藤本壮介氏、映画監督の大友啓史氏、DMM創業者の亀山敬司氏、『東京女子図鑑』監督のタナダユキ氏、ニコニコ動画創業者の川上量生氏です。

対話のテーマは文学、映像、エンターテインメント、デザイン、IPなど。日中両国のコンテンツ産業を担う中核世代が、両国の文化産業の違いと今後の協業の方向性をともに考える場となりました。

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主な参加者

林松濤 テンセント 副総裁
侯暁楠 テンセント モバイルインターネット事業群 副総裁、オープンプラットフォーム 総経理
呉欣鴻 美図(Meitu) 創業者兼CEO
賀暁曦 笑果文化 共同創業者兼CEO
李誕 笑果文化 共同創業者
蔣昌建 学者 / テレビ司会者
王海寧 楽元素(Happy Elements) 創業者兼CEO
林寧 微影時代(WePiao) 創業者兼CEO
奉佑生 映客(Inke) 創業者兼CEO
張亮 知乎(Zhihu) 共同創業者
米雯娟 VIPKID 創業者兼CEO
王凱 凱叔講故事 創業者兼CEO
馬凌 咪蒙 創業者兼CEO
王一栩 任性文化 創業者兼CEO
俞杭英 原子娯楽 創業者
楊銘 papitube 創業者
応書嶺 英雄互娯(Hero Entertainment) 創業者兼CEO
許知遠 『十三邀』司会者
王志安 『局面』プロデューサー
徐達内 新榜(NewRank) 創業者兼CEO
呂超 耀客伝媒 創業者兼CEO
徐達内 新榜(NewRank) 創業者兼CEO
馬睿 「会火」創業者兼CEO
劉婭楠 罐頭視頻 創業者兼CEO
莫力洋 蜂群文化 創業者兼CEO
彭干 雅昌文化 創業者
幕斯 幕星社 創業者

北野武氏:人生をめぐる10の考察

映画監督・俳優・タレント

映画、テレビ、漫才のすべてで頂点を極めた北野武氏と、『十三邀』司会者の許知遠氏との対談は、人生をめぐる10の考察をテーマに進みました。「子どものような純粋さを保った大人でいること」「自分は本当に生きているのか」「やりたかったことはほとんど実現できていない」「年を取ったら、迷惑をかけたい相手にかければいい」。どの言葉も印象的で、参加者は等身大の北野氏に触れるとともに、「暴力の美学」と呼ばれる創作の背景を肌で感じ取りました。

北野武氏 対談
北野武氏 対談

秋元康氏:観客は完成されたスターを求めているとは限らない

作詞家・プロデューサー

社会現象となったアイドルグループAKB48の生みの親であり、日本で最も売れた作詞家。幅広い分野で実績を持ち、とりわけアイドルグループのプロデュースとエンターテインメント業界の仕組みそのものを変えた手腕で知られています。

対談でAKB48結成のきっかけを問われた秋元氏は、「多くの観客は、完成されたスターが好きなのではなく、スターになっていく過程を見たいのだと気づいた。だからこのモデルが生まれた。劇場で少女たちが一歩ずつスターに成長していく姿を見てもらう。それがAKB48です」と語りました。

次の構想はバーチャルアイドルの企画で、「ソニーミュージックと『22/7』というグループをつくり、8人のバーチャルアイドルを送り出した」と明かしました。2016年には、アニメ制作会社アニプレックス、乃木坂46・欅坂46が所属するソニーミュージックと組んで新しい二次元アイドルグループを立ち上げる計画が報じられていました。

人気タレントの育成にせよアイドルIPの構築にせよ、似たような現象が日中両国のエンターテインメント産業で相次いで起きており、今回の視察は実務の面でも大きな意味を持ちました。青騰匯の起業家28名は、1週間の交流を通じて活発に議論し、知見をぶつけ合いました。

秋元康氏 対談
秋元康氏 対談

蜷川実花氏:表層の奥にあるものを表現する

写真家・アーティスト・映画監督

独自の女性的な視点で色彩豊かな世界観を表現する写真家・蜷川実花氏は、人気ブロガーの咪蒙氏と「ビジュアルから映像へ」をテーマに対話しました。日本を代表する女性写真家のひとりである蜷川氏の作品は、男性の視点では届きにくい女性の美しさの深みを引き出しています。撮影で最も大切にしているのは、被写体への自分なりの理解と解釈、そして相手との関係性であり、表層の奥にあるものを表現しようと努めていると語りました。商業と芸術は時にぶつかるものの、商業の仕事での経験が創作のヒントになることもあるといいます。

蜷川実花氏 対談
蜷川実花氏 対談

原研哉氏:人類の歴史は欲望によって書かれてきた

グラフィックデザイナー・無印良品アートディレクター

世界的に知られるグラフィックデザイナー。日本デザインセンター代表、武蔵野美術大学教授。無印良品のアートディレクターとして、極限まで削ぎ落とされた自然で素朴なスタイルを生み出しました。

原研哉氏 対談
原研哉氏 対談

亀山敬司氏:私は400回以上失敗してきた

DMM.com 創業者

参加者はDMM.comを訪問し、「コンテンツからブロックチェーンへ」をテーマに亀山敬司氏と対話しました。亀山氏は取材やイベントで決して顔を出さず、正面からの写真にはイラストで目隠しが入ることで知られています。

亀山氏は起業家の間で伝説的な存在です。19歳で上京して露店商を始め、数年後に地元に戻ってレンタルビデオ店を経営。アダルトコンテンツの収益性に着目すると、制作から物流、店舗、販売データのフィードバックまでを一気通貫で手がける体制を短期間で築き上げました。

インターネット黎明期の1998年にオンラインレンタル・動画配信のDMM.comを設立。その後、オンライン英会話、オンラインゲーム、FX取引など40を超えるサービスに急拡大し、太陽光発電所、3Dプリントのインキュベーション施設、VR水族館などオフラインの事業も広げてきました。現在はビットコイン取引所とブロックチェーン、アニメIPの開発、オンラインゲーム、DMM Africaなどの新規事業に注力していると語りました。

亀山敬司氏 対談
亀山敬司氏 対談

猪子寿之氏:テクノロジーはアートを表現する手段のひとつにすぎない

チームラボ 代表

チームラボは、デジタル技術だけで構成された世界初のミュージアムを実現し、テクノロジーとアートを融合させてきました。お台場のチームラボのミュージアムで、代表の猪子寿之氏は知乎共同創業者の張亮氏と床に座って向き合い、デジタルメディアの発展と創造性の育て方について語り合いました。猪子氏によれば、創作のアイデアの多くは世界に対する自身の認識と理解から生まれ、最初は形がはっきりしないものがチームの実践のなかで次第に形になっていく。デジタル技術はアートを表現する手段のひとつにすぎず、今後も多様な表現を探り続けると語りました。

猪子寿之氏 対談
猪子寿之氏 対談
チームラボ お台場
チームラボ お台場

大友啓史氏:一本一本を最後の作品のつもりで撮る

映画監督・テレビドラマ演出家

大友啓史氏は、生活も創作も漫画と切り離せないという映画監督。代表作に『るろうに剣心』シリーズ、『ハゲタカ』、『白洲次郎』などがあります。

大友啓史氏 対談
大友啓史氏 対談

川上量生氏:優柔不断もまた、あらゆる可能性を探る行為である

ニコニコ動画創業者・映画プロデューサー

川上量生氏は動画共有サイト「ニコニコ動画」の創業者で、コメントが画面を流れる「弾幕」スタイルを日本に広めました。宮崎駿監督のアニメ映画『風立ちぬ』に関わり、その後プロデューサーとしてスタジオジブリを描いたドキュメンタリー『夢と狂気の王国』を手がけました。

川上量生氏 対談
川上量生氏 対談

タナダユキ氏:女性の人生は自分で選ぶもの

『東京女子図鑑』監督

『東京女子図鑑』は2016年にAmazonプライム・ビデオで配信されたドラマで、中国のレビューサイト「豆瓣」でも8.7点と高く評価されています。『東京カレンダー』連載の同名小説を原作に、東京で暮らす独身女性の20歳から40歳までの恋愛と生活をリアルに描き、舞台は東京でありながら、どの大都市に置き換えても共感を呼ぶ作品として多くの反響を集めました。最近では電通の正式な許諾を得た中国版『北京女子図鑑』『上海女子図鑑』が動画配信サイトで相次いで公開されています。

監督のタナダユキ氏に加え、プロデューサーの中間恒氏、脚本家の黒沢久子氏を招き、司会者の蔣昌建氏との対談を実施。作品の創作背景、企画の進め方、派生作品などについて掘り下げました。

タナダユキ氏 対談
タナダユキ氏 対談

藤本壮介氏:建築の本質は、人生で出会うさまざまな場面にある

建築家

藤本壮介氏は日本の新しい世代を代表する建築家のひとりで、自らの作品をしばしば「原初的」と表現し、建築を世界と人間を探究する営みととらえています。訪問では代表作「House N」を紹介し、私的な空間と公共の空間を溶け合わせ、家そのものが自然であるかのような感覚を生み出す考え方を語りました。また北京の都市計画を高く評価し、歴史の蓄積のすぐ隣に新しいものが立ち上がる、新旧の融合と対比こそが北京の魅力だと述べました。

藤本壮介氏 対談
藤本壮介氏 対談

貴社だけの日本視察プログラムを

小売・消費財、コンテンツ・IP、外食、観光・建築……日本の現場をチームで見たい。
ヒントを持ち帰りたい、協業の可能性を探りたい。
いま日本の業界で注目すべき企業や専門家は?
行程はどう組み、現地の手配はどうすれば?
……

企画から現地運営まで、一堂がワンストップでお応えします